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医学的な研究データと、介護老人施設「ひむか苑」でのお年寄りに、実際に食べていただくことを繰り返して生まれた「高齢者ソフト食」。
しかも、味も見た目も満足してもらえる、高齢者にやさしい食事です。
危険な「きざみ食」や、見た目の悪い「ミキサー食」に代わる、まったく新しい、21世紀の理想的な食形態ともいえます。
これまで咀嚼力低下の方には「きざみ食」、嚥下の困難な方には「ミキサー食」というのが一般的な介護食とされていました。ところがお年寄りの食べやすさを考えて、時間をかけて刻まれていた従来の介護食は、むせやすく、誤嚥を引き起こす危険があることがわかったのです。またそうした介護食は見た目も悪く、お年寄りの食欲をそそらないものでした。
ソフト食とはミキサー食の前の段階の食形態で、やわらかいけれど、しっかり食べ物の形がある、見た目もきちんとおいしそうである高齢者にやさしい食事です。

普通食 咀嚼、食塊形成、嚥下機能が正常で、健康な人の食事
きざみ食 義歯が合わない人、噛み合わせがうまくできない人、開口障害がある人の食事
ミキサー食 飲み込むことが困難な人の食事、ゼラチンゼリーを多用し、食べ物の形状を残さないペースト状の食事
高齢者ソフト食 しっかりと形があり、口への取り込み、食塊形成、移送、嚥下がしやすい食事


骨密度が低下するため1日600〜800mgを目安に。

体をつくるタマゴ・肉類・魚類・豆類を1日65g程度。

1日20〜25gを目安に。便秘や高血糖、高コレステロール、生活習慣病を防ぐ。

ビタミンA群、B群、C、D、E。カロチン、マグネシウム、カリウムなど。1日に緑黄色野菜100g、淡色野菜200gを。

消費カロリーの低い高齢者は控えめに。砂糖20gまで、油脂類20gまで。
不足すると貧血、疲労、意欲低下をおこす。

食事の水分も含めて、1日2リットルを目安に。のどの渇きを感じにくい、排泄を気にするなど、高齢者は脱水症状になりやすいため、まめに補給すること。


ポリフェノール類(抗酸化作用):アントシアニン(リンゴ)、リコピン(トマト)、カテキン(お茶)、タンニン(紅茶)など。
DHA・EPA(不飽和脂肪酸):青魚など。
レシチン:大豆、タマゴなど。
タウリン:タコ、イカ、青魚、貝類など。
セレン:玄米、ニンニク、ゴマなど。
コリン:ナス、ヤマイモなど。
(1)舌で押しつぶせる硬さであること
(2)すでに食塊となっているような形であること
(3)すべりが良く移送しやすいものであること


高齢者ソフト食は、卵や玉ねぎ、油脂などを使って食材そのものを「つなぎ」とし、見た目は普通食と同じですが、噛み切りやすく飲み込みやすいよう安全面でも工夫しています。


高齢者ソフト食の詳しい解説やレシピ集は「家庭でできる高齢者ソフト食レシピ」や「高齢者ソフト食―安全でおいしい介護食レシピ」などの書籍で解説しています。
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