黒田留美子式高齢者ソフト食®とは
黒田留美子式高齢者ソフト食®とは
噛むこと、飲み込むことが難しくなった高齢者にも、安全で、かつ、見た目に美しく、味もおいしい料理を、独自の材料・調理法により作成したものです。
高齢者ソフト食は、見た目は普通食と同じですが、噛み切りやすく飲み込みやすいよう調理法を工夫しているほか、物性の測定により検証を行うなど、安全に配慮しています。
3つの定義
- 舌で押しつぶせる硬さであること
- すでに食塊となっているような形であること
- すべりが良く移送しやすいものであること
黒田留美子式高齢者ソフト食®の特徴
- きざみ食に代わる新しい食事形態
- 見た目がきれいな介護食
- いつもの材料でつくることができる
- 安全でおいしい介護食
- テクスチャーの特性
黒田留美子式高齢者ソフト食®の位置づけ
「黒田留美子式高齢者ソフト食」は、障害を幅広くカバーできる調理方法です。
「肉じゃが」食事形態
普通食
特許取得の案内
57歳のとき、「黒田留美子式高齢者ソフト食」の効果をより科学的に証明するため、宮崎大学大学院 農学工学総合研究科に入学し、「黒田留美子式高齢者ソフト食」の統計解析を行った結果、「黒田留美子式高齢者ソフト食」の軟らかさ、まとまりやすさ、凝集性、粘り具合、付着性を数値化し、その特性を明らかにすることに成功し、60歳で農学博士を取得しました。
そのときの研究結果をもとに、平成22年10月に特許を申請し、「咀嚼困難者および軽度の嚥下困難者用加工食品」として平成26年8月に特許を取得しました。