よくある質問

黒田留美子式高齢者ソフト食®は嚥下障害のある高齢者にしか提供できないものですか?

嚥下機能が低下している、または飲み込む力が弱い、お子さんから高齢者まで幅広い年齢層の方に、医師の指導のもと、食べていただくことができます。
また、健常者にとっては普通食よりも柔らかく感じられますが、美味しく食べていただけます。

黒田留美子式高齢者ソフト食®はただ柔らかいだけなのではありませんか。

いいえ、ただ柔らかいだけではありません。通常、普通食の場合は、硬さ、凝集性、付着性に大きなばらつきがあります。一方、「黒田留美子式高齢者ソフト食」の場合は、硬さ、凝集性、付着性のデータを計測し、一定の硬さ、凝集性、付着性に収束することが分かっています。あわせて官能評価も行って確認しますので、摂食・嚥下機能に応じて、一定の硬さ、凝集性、付着性をもった安全な食事として提供することができるのです。

黒田留美子式高齢者ソフト食®はコストが高くつくのではないですか。

もちろん何を作るのかによっても材料費は変わってきますが、普段の食事として、調理を工夫するなどして作るものですので、従来の食事とコストはそのままに提供できます。
また、介護保険においては、摂食・嚥下障害を有する入所者や食事摂取に関する認知機能の低下が著しい入所者の経口維持の支援を充実させる観点から「経口維持加算」、「経口移行加算」等が設けられていますので、他職種との連携を図りながら、加算制度をうまく活用することもできると考えられます。

従来の「刻み食」でなんら問題ないと思うのですが。

「刻み食」は、身体機能の低下した方などにとって、食べ物が口の中でばらけて気管に入ってしまう、つまり誤嚥を引き起こす可能性もあると考えられます。
また、何より食べる方にとって、食は目で楽しみ、香りを感じ、口で味わうものであると考えます。実際、提供すると残食率が減少し、栄養状態の改善がみられました。そういった観点からも「黒田留美子式高齢者ソフト食」の導入を検討されてみませんか。

黒田留美子式高齢者ソフト食®を作るのは手間がかかって大変なのではないですか。

従来の「刻み食」や「ミキサー食」でも「きざむ」「攪拌する」といった手間がかかります。
同じように手間をかけるなら、安全で見た目も美しく美味しい「黒田留美子式高齢者ソフト食」はいかがでしょうか。
ただ刻む、まぜる食事よりも、食べる方に温かい気持ちが伝わると思いませんか。

他の介護食とどこが違うのでしょうか。似通った名称の市販の介護食品があるのですが。

「黒田留美子式高齢者ソフト食」は介護・医療現場で実際に提供され、その安全性と有用性が認められたもので、物性測定などの検討がなされたものを指します。 似通った名称の市販の介護食品もありますが、「黒田留美子式高齢者ソフト食」とは似て非なるものもありますので、ご注意ください。